富山大学のアルミニウムを始めとする材料研究は、日本海側で最高のポテンシャルを誇ります。これを背景に先進アルミニウム国際研究センターを配置し、富山の金属関連産業と連携して、世界水準の教育と研究を進めています。また、2021年4月からはマグネシウムに強い熊本大学と連携して、日本の拠点となる先進軽金属材料国際研究機構を、文部科学省の認可を得て設立しました。国内外の大学と共同して、環境・エネルギー・高機能都市・資源循環・医療介護など各分野に、軽金属材料を適用するためのあらゆる研究課題に取り組んでいます。さらに、高岡キャンパスに研究棟を建設し、アルミニウムのリサイクル研究に取り組みます。ここでは、原子レベルで材料をデザインする視点を持ち、基礎研究を社会実装レベルに高めていく力が身に付きます。
鉄鋼並みの強度と信頼性を有するアルミニウム合金の開発研究を通じて、車輛の軽量化ならびに安心安全社会に不可欠なインフラ材料の創出を目指します。
アルミニウムのリサイクルは日本の素材産業に必要不可欠であり緊急課題です。環境価値を最大化する先端研究を追求します。
生体親和性の高い素材を医工連携で研究開発し、医療・介護・福祉に具体的に貢献します。この目的のためチタンの特徴を最大限に高める材料科学と技術開発を展開します。