地域の防災に向けた官学の取組み

地域の防災に向けた官学の取組み

局地的な集中豪雨や豪雪、地震、火山の噴火といった様々な自然災害への対応が求められる中、富山大学では行政と連携しながら、防災・減災に向けて各種の取組みを行っています。

活動内容

①国土交通省北陸地方整備局との連携

富山大学と国土交通省北陸地方整備局は、2014年2月に連携・協力に関する協定を締結しました。防災技術セミナーを定期的に開催し、自治体などの防災担当者の防災技術力向上と北陸地域の防災力向上に取り組んでいます。

②富山県との連携

弥陀ヶ原火山は、毎年多くの観光客が訪れる立山にあり、2014年御嶽山噴火のような水蒸気噴火が危惧されています。富山大学は、富山県や関係自治体、関係機関と協力して、弥陀ヶ原火山の噴火に備えた防災体制を構築してきました。また、独自研究として火山活動のモニタリングを行っています。

人為起源CO₂に起因する気候変動の影響は、世界各地で顕在化しつつあり、これは今後、長期にわたり拡大するおそれがあります。例えば,気温上昇に伴う熱波等の健康被害、極端降水・豪雪等の水害の増加、台風の強大化に伴う風水害の増加などが懸念されています。富山県気候変動適応センターなどと協力しながら、地域の気候変動とそれに伴う環境変動に関する情報収集や分析を行っています。