教育の特長

PBL形式の授業

地域との密な連携による徹底した問題の本質発見

PBLは、現実の問題の解決にむけて、学生が主体的に取組む実技演習です。机上作業に留まらない地域と密な連携による実感ある過程を重視します。

PBL系科目を受講した学生の感想

  • それぞれの知識や視点を組合せて解決する達成感を得た。
  • 地域の方と連携し、創作していくことの重要性を学んだ。
  • 地域の方の意欲の強さを肌で感じ、責任の重みを実感した。

■ 全学横断PBL(選択科目)

富山大学全学部対象(定員100名)のPBL科目です。多種多様な知識を持った学生が学部を問わず参加し、ディスカッションを行いながらテーマの解決にむけて取組みます。夏期休暇期間中に集中講義で行います。

■ 地域デザインPBL(必修科目)

都市デザイン学部3学科の必修科目です。3学科が混ざり合ったチーム編成となり、地域の課題をテーマにし、フィールド実習(現地調査)やディスカッションを行いながら解決にむけて取組みます。8週で行います。

質保証と能力評価

4年間の学修をデータ化する「積算評価」

各学科生に必要とされる能力の学修目標の設定を行い、評価を明確にします。成績評価と単位数を質保証システムに入力し「積算評価」をデータ化していきます。それを元に年2回、学生と教員が面談を行い、不足能力を補うように履修計画の修正や能力の向上をアドバイスしていきます。そして4年間の「総合積算能力評価」と4年次の「卒業論文発表評価」を合わせて、学修成果を判断します。

クォーター制(4学期制)

クォーター制メリット

  • 留学しても4年で卒業が可能
  • 学外活動の選択肢が増える

今までは学期途中に海外の大学へ「留学」などをした場合、その学期の単位を取ることが難しく4年間で卒業することが困難でした。

1年間を4つの授業期間で科目が終了できるように計画された「クォーター制」では、1クォーターが8週で終わる短期集中型学修なので、より高い学修効果が期待できます。また履修科目を調整・工夫し必要な単位を取得すれば、1クォーターを自由に使える期間として確保できます。

例えば、4クォーターのうち3クォーターは富山大学で学び、残りの1クォーター分を夏休みや春休みと組み合わせ、長期の海外留学や、サマースクールへ参加をしても、4年間で卒業することが可能になりました。国内外の様々な活動(災害復興や福祉関係のボランティア、長期のインターンシップなど)にあてることもできます。

また、海外からの留学生も受け入れやすくなり、国内外問わず外国人との交流の機会を持ちやすくなります。

「クォーター制」を最大限に利用して、自分なりに大学生活を「デザイン」することができます。

データサイエンスの必要性

自然と人間社会が共生できる魅力ある都市・地域づくりを構想する際に、様々な情報を収集・分析することになります。

特に近年急速に進展するAIやビッグデータ解析、IoT等情報技術を最大限に生かすためには、数値化された大量のデータから、情報を読み取る能力が必要になります。

本学部では、自然科学や科学技術、社会科学などを学ぶ上で必ず出てくる「データ(数値)」を読み取る能力の必要性を重視し、「データサイエンス(確率・統計/多変量解析/ビッグデータ解析基礎)」を提供しています。コンピュータを用いた分析をはじめ、プログラミングの授業も行います。

JABEE認定

JABEE※認定

※Japan Accreditation Board for Engineering Education

国際的に通用する技術者資格が必要な時代です。日本では1999年に日本技術者教育認定機構【通称:JABEE】が発足し、大学における技術者教育プログラムの水準を審査・認定しています。JABEEはワシントン協定に準拠しており、本学部のカリキュラムは、JABEEの認定基準を満たす内容としており、卒業すれば、ワシントン協定と同等の国際基準の大学を卒業したと認定されるとともに、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。材料デザイン工学科は既に認定済。地球システム科学科と都市・交通デザイン学科も、このためのカリキュラムを組んでいます。