今年度入学した1年生が入門ゼミナールの授業「フィールド実習」を行いました。都市・交通デザイン学科では授業や実習を通じて現場に出ることで体験的に学修することが多々ありますが、1年生はその初めての機会となりました。7つの班に分かれ、様々な「フィールド」で学びましたのでその様子をお届けします。
1班は国土交通省 富山河川国道事務所の方々にご案内いただき、国道41号バイパス(猪谷楡原道路)事業について学びました。富山の道路の歴史と見学する工事の目的や概要についてご説明いただいた後、未開通の猪谷橋と架橋工事中の片掛橋を見学させていただき、現場のスケールの大きさを実感することができました。

2班も国土交通省 富山河川国道事務所の方々にご案内いただきました。こちらは世界で有数の急流河川である常願寺川を対象としたフィールド見学を行い、常願寺川の成り立ちやこれまでの治水工法の特徴と変遷について学びを深めることができました。

3班では富山県富山土木センターにご協力いただき、富山大橋の見学を行いました。橋の構造などに加えて、富山大橋を地域住民に親しみを持ってもらうために行われている高欄清掃などの取り組みについてお話しいただきました。
4班は五福地区の中で、かつて祭りで賑わっていた神社境内や、市街化区域の中に残っている農業用水路、市街化調整区域の水田に隣接する共同住宅など、市街化区域と調整区域の境目に位置する五福地区ならではの地域の現状と課題を、自分たちの目で見て回りました。

5班は富山市都市計画課の方のご案内により富山地方鉄道市内電車終点の南富山駅周辺のまち歩きを行い、まちづくりの現状についてご説明いただきました。その後「南富山駅周辺まちづくり基本計画」についても詳細を説明いただき、質疑応答や市の担当者との意見交換を行いました。意見交換では、昨年度に策定された市のまちづくり基本計画の基本方針や詳細な内容について説明があり、学生たちは南富山駅周辺のまちづくりの現状について理解するとともに、まち歩きを通じて感じた印象などを踏まえて話し合いました。

6班は高岡環状線道路の改築橋梁上部工事の現場を見学させていただきました。こちらを施工されている川田建設株式会社の方からは現場の概要に加えて建設業界の仕組みや橋梁技術の基礎知識についても詳しくご説明いただきました。

7班では「コンサルタントの仕事と新湊大橋の設計、及び地震による液状化」というテーマでフィールド実習に取り組みました。この日のフィールド実習では、大日本ダイヤコンサルタント株式会社 北陸支社を訪問し、建設コンサルタントとはどのような業種でどのような仕事をしているのか、その社会的役割も含めてお話を伺いました。そして同社が設計に携わった新湊大橋については現地で、本学科卒業生の社員の方から、大規模な橋の計画や設計、施工などについて、説明を受けました。
今回の実習では行政や企業など多くの方々のご協力を賜り学修することができました。誠にありがとうございました。