都市・交通デザイン学科

久保田善明教授が「土木学会賞(出版文化賞)」を受賞しました!

都市・交通デザイン学科の久保田善明教授が、令和7年度の土木学会賞(出版文化賞)を受賞しました。この賞は、書籍の出版を通じて、土木工学・土木技術の発展に寄与し、土木工学の社会的評価を高めることに多大な貢献をしたと認められる功績に対して贈られる賞です。

書名

『橋をデザインする』

出版社

技報堂出版

出版年

2023年

編著者

藤野陽三

著者

畑山義人、佐藤靖彦、久保田善明、松井幹雄、八馬智、春日昭夫、安江哲

これまで出版されてきた橋のデザインに関する書籍は、景観、構造、歴史など、特定の切り口から書かれたものが多かったのですが、この本では、橋をデザインするうえで考えるべき多面的な問題を、その多面性を大切にしながらも、より深く、橋のデザインの本質に迫るべく、しかもできるだけ平易な言葉を用いて分かりやすく解説がなされています。

この本の特徴的な点は、橋の形式や設計プロセスなどの一般的な知識の紹介が最小限に抑えられていることで、むしろ、その周縁に広がる世界を、著者それぞれが独自の視点から深く掘り下げて解説していることにあります。マニュアル的な設計で見過ごされがちな留意点、力学の教科書にあるような解説ではなく実現象とリンクした設計の考え方、施工からのデザインアプローチなどに加えて、具体例も多く紹介されています。本書を貫くテーマである「コンセプチュアルデザイン」については、包括的かつ次元の高いデザイン創造の重要性が述べられています。

橋をデザインする者がもつべき視点・心構え・思想・哲学などを通して、文明的・文化的な創造物としての橋の実現に寄与することを目指して書かれた書籍として高く評価されました。



2026.06.30 新着情報