令和3年度から開設された本学経済学部データサイエンス寄附講座では、行政・企業等が抱える地域課題等を学生・教員・企業とのコラボレーションで解決していくユニークな産学官連携事業を行っています。この取組では、主に、学部2・3年生や大学院修士1年生がチームを組んで、データサイエンス力を使って課題解決を行っています。
今年度、2つの課題(大高建設株式会社の提供課題「ICT×無人化施工による建設DX への実証研究」、NiX JAPAN 株式会社の提供課題「道路異状箇所リアルタイム検知技術の実証研究」)に、都市・交通デザイン学科の2・3年生が参画してきました。今回、そのデータサイエンス実践演習としての1年間の研究成果を発表する最終発表会が、黒田講堂で2月21日開催され、プレゼン力や研究遂行力などが総合的に評価されて、提供課題「道路異状箇所リアルタイム検知技術の実証研究」を行った研究チームが優秀賞を受賞しました。
都市デザイン学部が開設以来、データサイエンス教育を他大学よりも先導して行ってきた結果が、このような成果に繋がったと言え、データサイエンスを学んできた学生達の成長が伺えた成果といえます。この研究成果は、来月開催される情報処理学会ITS研究会(長崎大)や電子情報通信学会IMQ/IE/MVE/CQ合同研究会(那覇市)等で学会発表を予定しています。