都市デザイン学部

デザイン思考基礎から地域デザインPBLへ。デザイン思考を展開しています。

都市デザイン学部では、3学科の学際融合の手法の一つとして「デザイン思考」を取り入れており、4年間を通じて基礎から応用・展開まで、デザイン思考の5つのステップを繰り返し用いることで、この思考法を確実に身に着けることが出来ます。最初に「デザイン思考」の基礎を学ぶ科目は、3学科の2年生全員が合同で受講する「デザイン思考基礎」です。

「デザイン思考基礎」では、デザイン思考の5つのステップと共創のルールを、座学だけでなく事例紹介や体験を組み合わせたアクティブ・ラーニング形式で学んでいます。「デザイン思考」とは、1.観察→2.分析→3.発想→4.試作→5.評価→1.観察・・という5つのステップを、素早く何度も繰り返すことによって、普段は常識にとらわれてしまっている思考を抜け出し、今までにない創造的なアイデアを生み出しやすくする思考法です。

今年度は、実社会で「デザイン思考」が活用された事例を紹介するために、何名かのゲストを大学にお呼びしました。関西電力株式会社の100%出資でモビリティ・サービスを新たに起業された方や、株式会社能作において体験型の新しいサービスである錫婚式をプロデュースされた代表取締役社長など、各種メディアでも取り上げられている方々に大学の講義室に来ていただいて、学生に直接、ご自身の言葉で、新しいアイデアが生まれたきっかけや、そこに至る観察、共感、分析、発想、試作、評価、観察といったデザイン思考の各プロセスについて、お話をしていただきました。

「デザイン思考基礎」は、毎回、2コマ連続の授業として開講しているため、1コマ目でゲストから事例を学んだ後に、2コマ目で、学生たちはゲストから具体的な話を聞いたばかりの「観察」「共感」「試作」「評価」のそれぞれについて、身の回りにある身近なテーマであるリビングや通学路などを題材として、「共感マップ」や「マインドマップ」などの様々なツールを用いて、「デザイン思考」の各ステップを体験的に学んできました。

2年生の「デザイン思考基礎」で学んだ後は、学生は身につけた基礎的な思考法を応用・展開させるべく、3年生の学部共通科目「地域デザインPBL」において、富山県内の具体的な地域の課題に向き合い、チームで解決を図る活動に取り組んでいます。

写真1 教員によるグループワークの実演

写真2 学生によるグループワークの様子

写真3 学生が作成したマインドマップの例

写真4 学生が作成したストーリーボードの例

2023.11.10 新着情報