地球システム科学科の立石准教授・佐野教授と学生が、富山湾内で海底地すべり堆積物の採取調査を行いました。この調査は、富山大学等による水中ドローン探査で発見された、能登半島地震時の海底地すべりにより形成された堆積物を採取することを目的として、富山大学、金沢大学、京都大学のメンバーにより、3月25日から3月30日まで実施されました。メンバーは、金沢大学環日本海域環境研究センター所有の調査船「あおさぎ」に乗船し、採泥器を用いて水深350 m〜150 mの海底堆積物を採取しました。今後、採取した堆積物の詳細分析を行い、水中ドローン探査の成果と合わせて、海底地すべりの発生メカニズムや、津波の復元を試みる予定です。地球システム科学科では、令和6年能登半島地震による海底地すべりや海底地殻変動の調査を精力的に行っています。
調査船と調査メンバー
調査中の様子
採取された堆積物
採取された堆積物のX線CT画像(富山大学機器分析施設のマイクロフォーカスX線CT装置で撮影)