令和7年3月9日に、高岡市福岡町大野新集会所において、都市・交通デザイン学科の井ノ口准教授が講師になって住民向けの防災研修会を開催しました。東日本大震災の発生日や昨年の能登半島地震の経験から防災意識が高まっている時期に合わせて開催されたもので、地域住民34名が参加し、富山県防災士会会員2名の方も参加頂きました。
「災害を乗り越えるために必要なこと〜自然災害を知り、備える〜」という内容で講演を行い、その後、8名をグループとして、防災に関係するイラスト図を手がかりにリスクに関する懸念事項をみんなで考えるグループ学習を行いました。参加住民からは、「ここまで詳しく災害の話を聞いたことがなく、非常に役にたった」や「自分が住んでいる地域についての災害リスクを考える良い機会になった」など、防災に関する関心度がかなり高くなったことが伺えました。最後に、「復興のしるべ探し」についても、話題提供がありました。
学部・学科としても、地域コミュニティの防災力向上に関して様々な地域貢献ができることを感じる、よいイベントであったといえます。