都市・交通デザイン学科

井ノ口准教授が ICTSSL 研究会優秀研究賞を受賞

電子情報通信学会 第Ⅰ種「安全・安心な生活と ICT 研究会」において、都市・交通デザイン学科の井ノ口准教授が2020年優秀研究賞を受賞しました。

井ノ口准教授の受賞コメント:
東日本大震災から10年という節目で、災害に関する研究で受賞できましたこと、大変光栄に思います。
本研究では、災害発生後の被害状況把握に対する先進的な情報通信技術の活用事例に焦点をあて、その活用可能性の評価指標の開発を行いました。一般的には処理速度や精度が評価指標になりますが、被災地側のニーズに対応するべく、単位面積あたりの時間コストに着目し、被害状況把握の期待値を導出するものです。過去の災害事例に本指標を適用し、有用性の検証を行いました。今後も新しい様々な技術が開発され、社会に普及していきます。
私自身、より研究に邁進し、標準的な指標が広まることで、利用者側の視点にたって真に役立つ技術の選別が容易になれば、最終的には我々の災害に対する防災力も大きく向上するのではないか、と考えています。

【参考URL】
https://www.ieice.org/ess/ictssl/award_report.html

2021.03.15 新着情報