都市デザイン学部

10月6日(土)に【環境塾「持続可能な都市について考える」】が開催されました!

10月6日(土)に五福キャンパスの大学祭に合わせて、【環境塾「持続可能な都市について考える」】が開催され、都市デザイン学部から2名の教授が各々の立場から持続可能な都市について講演し、またスペシャルゲストとして、モーリー・ロバートソン氏が登壇しました。

マイアミでの調査から帰国されたばかりの安永教授は、富山と世界をつなぐ地球規模での大気の流れについて、大気の川、テレコネクションなどのキーワードを紹介しながら動画を使ってわかりやすく解説され、参加者は熱心に、熱帯での大気の動きと富山の気象との関係について学んでいました。

中川教授は、個人が取り組める環境に優しい行動の中で、自動車を公共交通利用に転換することの効果が大きいこと、そうは言っても今の都市構造のままでは個人の努力には限界があるため、世界の各都市で環境の視点から都市・交通政策の大転換が進んでいることが紹介されました。

モーリー・ロバートソン氏は、2人の教授の講演を聞きながらメモを取ったというノートを片手に、台風が水蒸気を自ら引き寄せ巨大化していく過程を、世論がSNSで急激に拡大していく過程に例え、環境政策は社会政治的な側面と切り離せないことについて、アメリカの事例に言及しながら解説されました。

3人の登壇者が壇上から降りて、フロアーの参加者とディスカッションの時間になると、フロアーから活発な質疑が行われ、会場全体で、幅広い議論の時間を共有しました。

環境塾が終わっても、都市デザイン学部では持続可能な都市について、引き続き様々な角度から取り組んで参ります。

 

 

2018.10.24 新着情報