都市・交通デザイン学科

スペイン・セビリアにあるモビリティマネジメントセンター、スペイン中央交通本部交通総局セビリア支所を視察

ERTICO-ITS Europe(欧州におけるITSの実用化を推進するために官民が連携した組織)が主催する16th ITS European Congress in Sevilleが2025年5月19~21日に開催され、都市・交通デザイン学科の堀田裕弘教授が学会発表を行いました。また、土屋泰樹特命助教と共に、同国際会議が主催するスペイン・セビリアにあるモビリティマネジメントセンター、スペイン中央交通本部交通総局セビリア支所を視察しました。

モビリティマネジメントセンターでは、セビリア中心市街地を主として交通監視を行っており、道路に設置されている監視カメラ映像を用いて車両の種類や交通量などをリアルタイムに情報センシングしており、車両の混雑度に応じた動的な信号制御を行っていました。また、スペイン中央交通本部交通総局セビリア支所では、アンダルシア州の広域幹線道路などの交通監視を行っていました。

このように、スマートシティの実現には、市街地の交通監視だけではなく、近隣地区も含めて広域の交通事情をリアルタイムに情報センシングし、クラウド上に情報集約し、課題があれば即時対応するなどの必要を再確認しました。今回の海外視察で得られた知見は、本学部の数理・DS・AI教育を学修した後の応用分野として考えられるスマートシティ構想の実現に繋がるような課題設定や解決に応用していくことを考えていきます。

モビリティマネジメントセンター

スペイン中央交通本部交通総局セビリア支所

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2025.05.29 新着情報