地球システム科学科

令和6年能登半島地震に伴い若山川沿いに生じた地表地震断層

地球システム科学科の安江准教授と立石准教授が東京大学の研究者とともに、1/27に石川県珠洲市若山町において令和6年能登半島地震に伴う内陸の地表変状の調査を行いました。調査の結果、若山川沿いの東西約2 kmにわたって、最大上下変位量約2 m、左横ずれ変位量約1.2 mを示す地表変状が認められました。これらは地震前の空中写真等では確認されず、地すべりなどの斜面崩壊と無関係に発達することから、令和6年能登半島地震の際に形成された地表地震断層と推定されます。

詳細はこちら https://www.eri.u-tokyo.ac.jp/eq/20465/

地表地震断層と思われる地表変状。中央の直線的な崖を挟んで奥側が全体に隆起している。

地表地震断層と思われる地表変状。人の背丈と同じくらいの鉛直変位が認められた。

2024.02.02 緊急調査