都市・交通デザイン学科

Japan Steel Bridge Competition 2023 美観部門優勝

都市・交通デザイン学科の課外活動『自主プロジェクト』【TOYAMA STEEL BRIDGE PROJECT】に参加している学生有志と構造・橋梁研究室に所属している学生が、Japan Steel Bridge Competition 2023(室蘭工業大学(北海道)にて2023年9月6日~8日に開催)に出場し、美観部門優勝の好成績を収めました。


Japan Steel Bridge Competition 2023(以下、ブリコン)では、橋梁模型の組み立て時間等を競う『架設部門』、規定重量(2023年大会は、総重量200kg)のおもりを載せた際の変形量や橋梁模型の重量等を競う『構造部門』、意匠デザインや橋梁模型の美しさなどを競う『美観部門』、これらに加えて、設計のコンセプト、設計・製作・架設の工夫点等をPRするプレゼンテーションを加味して総合的に評価される『総合部門』で競われます。

今大会には、日本全国の16の大学・高等専門学校から計18チームが出場し、富山大学からは、理工学研究科 都市・交通デザイン学プログラムの伊藤颯太さん(構造・橋梁研究室、修士1年)、松永海弘さん(同、修士1年)、都市デザイン学部 都市・交通デザイン学科の加藤海澄さん(同、4年)、福井啓示さん(同、4年)、酒井健志さん(4年)、清水雅矢さん(4年)、下里香瑛さん(2年)、中島菜穂さん(2年)、廣瀬翔帆さん(1年)、本岡飛明さん(1年)らが出場しました。

富山大学チームでは、今大会の橋梁模型のコンセプトを「過去に製作したことのない橋梁形式」、「過去の設計・製作の経験を活かせる橋梁形式」、「視覚的に美しい橋梁形式」とし、これらのコンセプトに基づいて、授業の合間や夏休み期間に構造形式決定、設計、解析、製作、塗装などの準備作業を行いました。

今年度から参加するメンバーも多く、橋梁模型の設計や解析、部材加工(罫書、穴あけ、切断)、溶接、塗装など作業において苦労や失敗が多々ありましたが、出場チームによる相互投票および審査員による投票の結果、見事美観部門優勝の好成績を収めました。

大会を通して、この自主プロだからこそできる経験をすることができました。今後も来年度の大会出場、総合優勝に向けて自主プロジェクトの取組みを継続していきます。

最後に、Japan Steel Bridge Competition 2023 出場にあたり、富山大学工学部機械工場の職員の皆様には、大変なご助力をいただきました。また、富山大学 都市・交通デザイン学科協力会、佐藤鉄工株式会社様からは、多大なるご支援をいただきました。ここに記して、関係各位に拝謝申し上げます。


FEMによる構造解析


CADを用いた製図作業


自作ローラーベンダーによる鋼材曲げ加工


作業前ミーティングは重要です。


自作ローラーベンダーによる鋼材曲げ加工


作業が深夜に及ぶこともありました。


大会当日の架設状況(もはや橋梁”模型“ではなく本物の橋梁です)。

2023.09.25 新着情報