都市・交通デザイン学科

第21回ITSシンポジウム2023が開催

ITS Japanが主催し、本学が共催しているITSシンポジウム2023が、12月7,8日に富山国際会議場で開催されました。今年度の開催テーマは、「持続可能で活力あるまちづくりを支えるITS ~デジタル活用によるリアルな移動の質向上~」で、全国から300人を超える大学や研究機関、行政機関や道路会社、自動車・電機・IT等の企業など様々な分野からの参加者があり、100件を超える研究発表を含めて、コンパクト+スマートシティ施策、都市間交通・地域公共交通など、広く交通と都市に関する議論が行われました。本シンポジウムでは、当学科を卒業した当大学大学院2年生の5名も研究発表を行っていました。

藤井富山市長、本学齋藤学長、ITS Japan山本会長による挨拶の後、株式会社桝田酒造店の桝田隆一郎社長による基調講演「国内外での日本酒販売から見えてきた事・思う事」が行われました。酒造店を営むだけでなく、岩瀬地区の新たな街づくり活性化とお酒を介した国内外関係者との新規事業開拓などについて講演され、聴衆を強く引き付けておられました。

企画セッションは、「富山がめざすモビリティの未来像」、「雪雨災害に対する道路防災」、「カーボンニュートラルとITS」と、全国共通課題である交通と環境問題、富山開催の特色ある地域モビリティと雪対策の課題と3テーマが開催されました。

「富山がめざすモビリティの未来像」では、本学の中川特別研究教授がモデレータとなり、県内ゆかりの4名のパネリストをお迎えして、富山で推進するべき次代のモビリティ戦略について議論されました。特に、「地域公共交通は地域の皆で支えるべき」という言葉が印象的でした。

なお、今回開催のシンポジウムのプログラム委員長は都市・交通デザイン学科の堀田裕弘教授が就任しており、本田豊教授、猪井博登准教授、土屋泰樹特命助教などが委員として参画していました。

基調講演の様子(桝田社長)

企画セッションの様子

2023.12.12 新着情報