都市・交通デザイン学科

1・2年生の合同合宿研修を開催

令和5年7月8,9日の2日間にわたり、国立立山青少年自然の家において、1・2年生107名による合同合宿研修を行いました。これは、例年、新入生対象の学科イベントでしたが、コロナウイルスの関係で昨年度実施出来なかったために、今年度、2学年合同で実施しました。

入所後の初日午後前半は、学科長の堀先生から開催挨拶の後、1年生は、授業「入門ゼミナール」で猪井先生、鈴木先生による研究分野のプレゼンテーションを受講しました。2年生は、授業「データサイエンスII」で堀田先生による、段ボールで作る防災グッズを想定した感性評価と因子分析を用いた分析法を受講しました。

初日後半は、グループワーク「ペーパーブリッジ・コンテスト」(主担当:鈴木先生、竜田先生)を、学年別の計18グループで行いました。ケント紙、木工ボンドなどの限られた材料のみを用いて、与えられたルールに従い橋梁の強度設計からデザインまで幅広くグループによる熱心な討議・製作を行い、深夜近くまで作業するグループもありました。

翌日午前前半は、「ペーパーブリッジ・コンテスト」で作成した各班の載荷試験(橋が破壊するか、中央部のたわみが50cmを超過するまでの最大載荷荷重の計測)を行いました。今回、最大荷重20キロぐらいまで耐えたペーパーブリッジを作成したのは1年生のグループでした。最後に、載荷試験の上位3グループを表彰し、記念品を贈呈しました。

その後、午前後半は、グループワーク「段ボールで作る防災グッズ・コンテスト」(主担当:井ノ口先生)を、1・2年生混合の18グループで実施しました。段ボールなどで作れる防災グッズの重要性などを、段ボール提供企業の担当者から説明を受けて、中小各1枚の段ボール、はさみ、ガムテープなどの限られた材料のみを用い、様々なアイディアを出し合って、機能性やデザイン性などを重視した設計・製作を限られた時間で行いました。

午後からは、各グループで製作した段ボールグッズの製作コンセプトや機能などを1分間プレゼンテーションし、その後、実作品を見ながらGoogle Formを用いて段ボールで作った防災グッズの感性評価をし、あわせて、人気投票を行いました。今回作成された人気作品は、だんとつのトップで、避難所で使いやすい簡易スリッパでした。人気投票での上位3グループを表彰し、記念品を贈呈しました。その後、今回の総評を副学部長の原先生から頂き、最後に、全員で記念写真を撮り、帰路につきました。

これまでは、コロナ禍で思うように集団活動ができなかったのですが、参加学生は皆、グループワークや自由時間を学年内・学年を超えて楽しんでおり、充実した合宿研修が過ごせたと思います。本学科では、今後もこのような取組を推進していきます。


感性評価の評価語抽出ワーク(データサイエンスII)


グループワーク(ペーパーブリッジ)


完成したペーパーブリッジ


載荷試験(ペーパーブリッジ


作成風景(段ボール防災グッズ)


避難所で使いやすい簡易スリッパ


集合写真

2023.07.13 新着情報