地球システム科学科

約20年ぶりに立山で山岳凍土を再確認

1999年10月に立山の内蔵助カールで山岳永久凍土と考えられる凍結層が確認されました(福井・岩田、2000)。2002年まで観測されましたが、その後、内蔵助カールでの永久凍土は消失したのか、あるいはまだ維持されているのか、わかりませんでした。
2021年9月末、同地点を掘削したところ、約20年前と同じ1.0m以深に凍結層(凍土)を確認しました。永久凍土の定義は連続した2年間以上0℃ 以下の温度状態にある土地であることから、2年後の永久凍土の再確認に向けて、現在、地温の連続観測を継続中です。
皆さんも、富山大学都市デザイン学部地球システム科学科で、雪氷の研究をしませんか。
(学術雑誌「雪氷」2022年1月号の「雪氷写真館」コーナーに関連記事が掲載。立山カルデラ砂防博物館の協力のもと富山大学都市デザイン学部地球システム科学科杉浦研究室が実施)

2022.01.26 新着情報