都市・交通デザイン学科

実験・実習棟が本格稼働しました

昨年度末に完成し、各種実験装置の整備・調整を進めてきた都市デザイン学部の実験・実習棟が、都市・交通デザイン学科3年生必修科目『構造・材料実験』、『地盤・水理実験』および2年生必修科目『測量学及び実習』を皮切りに本格稼働を開始しました。

『構造・材料実験』および『地盤・水理実験』では、1グループ9~10名の少人数グループに分かれ、構造力学分野、コンクリート材料分野、地盤・土質分野、水理・水工学分野に関する実験実習を行います。

構造実験では、2年生必修科目『構造力学基礎』の復習および実験概要の説明をうけた後、KY活動(危険予知活動)を行い、徹底した安全管理のもと、鋼材の引張試験を実施しました。構造実験では、引張試験のほか、梁の曲げ破壊実験、長柱の座屈実験を予定しており、座学で学んだ基礎理論の理解を深めるとともに、『丈夫で壊れない構造物を造って守るためにはどうすればよいか』を考えるためにも、『構造物はどのように壊れるか』を体感していきます。


鋼材の引張試験の様子

地盤実験では、今月は土の粒度試験を行い、土の工学的分類について学びます。4回に分けて10名の少人数体制で、協力して取り組んでもらっています。フルイや薬品、ピクノメータといったこれまで扱ったことのない試験器具に戸惑いながらも楽しく実験が行えました。


土の粒度試験の様子

水理実験では、パイプの中の流れを染料で可視化し、層流(規則正しい流れ)と乱流(乱れた流れ)の2つの異なる流れの状態があることを観察しました。また、この2つの流れの状態が、流れの速さ、パイプの太さ、水の粘性(粘っこさ)からなるレイノルズ数という無次元数によって決まることを確かめました。


パイプの中の流れを観察している様子

材料実験では、配合設計を行った後、供試体を作成して試験を実施します。試験項目としては圧縮強度試験及びASR暴露試験を想定しています。各班で配合や骨材の種類、ASR暴露環境などの条件を変えて実験し、圧縮強度や膨張ひずみを比較することで、条件の違いが材料特性に与える影響を考察します。
なお、来春に開講が予定されている「やってみようゼミナールB」においても、今回作成した供試体に対するASRの損傷度計測を行い、損傷度の経時的な変化を確認する予定です。


材料実験に関して説明を受けている様子


2020.11.10 教育・学修活動