都市デザイン学部のオープンキャンパスを、2019年8月3日(土)に開催します。
今年は、富山大学五福キャンパス全ての学部(6学部)が同日に開催されることから、興味のある他学部(人文/人間発達/経済/理学/工学)・他学科を見学することも可能です。
都市デザイン学部は、2018年4月に新学部としてスタートし2年目を迎え、現在は1年次学生と2年次学生それぞれが、未来の夢を実現すべく毎日一生懸命頑張っているところです。
昨年度のオープンキャンパスは2日間開催で、延べ人数600人の方々に来場していただきました。今年は「昨年以上の感動を……」と、学生・教員が協働して様々な企画を考え準備しています。
今年は、新しく都市デザイン学部の実験実習棟も完成し、順次実験装置などが搬入・設置されているところです。まだ実際の実験の様子などまでは見ていただけませんが、施設内の見学はできます。
また、ささやかではありますが気持ちばかりのノベルティ・グッズも用意しました。楽しみにしていてください。
暑い日にはなると思いますが、「生」の都市デザイン学部を実感していただけたらと思います。お待ちしていま〜す!!
では、各学科の今年度の見どころを紹介します。
大気から地球内部まで幅広い分野を高校生の皆さんに感じていただけるよう、展示による説明や実際に体験するイベントを多数用意しています。
例えば、鉱物の鑑定教室では、実際の鉱物を見ながら鑑定方法の“コツ”を説明します。また、顕微鏡で化石や岩石等を観察するコーナーも予定しています。
顕微鏡で岩石と化石を観察してみよう
大気の分野では、自作した竜巻発生装置により人工的に竜巻を発生させます!
竜巻ってどうやってできるんだろう? という疑問も実際に竜巻を再現することで、わかりやすく解説します。雪国ならではの雪崩のモデル実験装置を使って、雪崩の構造や動きについても紹介します。
雪崩の構造を見てみよう
巨大な地球の内部っていったいどうなっているんだろう? 地球内部構造の推定方法の一つである地震波について、実際の岩石を使って実験を行います。また、地球内部の水や地磁気に関しても解説を行います。
各コーナーには教員だけでなく卒業研究に取り組む4年生や大学院生もいて、実際のキャンパスライフについても生の声を聞くことができますよ。
大学の授業って大変? 野外調査って実際にどんなことをやるの? 卒業研究ってそもそもなに? など、地球システム科学科の大学生活について疑問に思ったことは何でも聞いてみてください。
今年もオープンキャンパスにて私たちが暮らす社会を支える「都市・交通」を中心に、社会に根ざした研究や学生の取り組みを紹介します。
「都市・交通」といっても、その言葉で表しきれないほどに領域は広く、様々な展示や体験を企画しています。たとえば、都市計画やまちづくりといった「まち」そのもののデザイン、橋梁や鉄道といった社会インフラのデザイン、人と社会を結ぶ情報技術のデザインなど、多面的な視点から皆さんに「都市・交通デザイン学科」を知ってもらおうと考えています。
展示エリアでは、都市計画や景観・まちづくりに関する展示、都市・建築模型や土木、橋梁の模型の展示、富山河川・立山砂防からの取り組みを紹介します。また、学科の学生から授業や生活の様子を聞くことのできる学生相談室も用意しました。
学生相談室では授業や大学生活について相談に応じます
体験エリアでは、過去のAO入試や情報技術を体験できる場に加えて、学生と教員と地域の共同制作物である「まちなかテント」を展示します。
シミュレーションエリアでは、PCを使って水の流れや都市の可視化、GPSロガーを使った行動把握など、目に見えづらい世界をデータサイエンスの観点から見える化し、皆さんの目で確認してもらえます。
土木を支える車両が展示されます
多くの展示や体験を企画しましたので、ぜひこの機会に、先輩学生や教員の研究や社会活動を「見て・聞いて・体験して」ください!
鉄鋼・非鉄・セラミックスやバイオ材料など各種材料の創造から、その製造プロセスの開発、組織・機能・物性の制御、環境問題に至るまでの材料工学が学べます。
オープンキャンパスの展示ブースでは、各研究室の研究紹介パネルの展示とともに、「超電導」、「接合」、「分子シミュレーション」、「バイオマス」をキーワードとした材料研究をデモ展示とともに詳しく紹介します。特に、日常では考えられない不思議体験の「超電導体の磁気浮上デモ実験(写真1)」と「強力永久磁石の電磁誘導下落下実験」は必見です。
また、我々は災害に強い都市実現に不可欠な高機能インフラ材料の開発を目指し、中でもアルミニウムを主題とした研究を精力的に進めています。つまり、軽量性や耐環境性に優れるアルミ合金の活用がエネルギー・環境問題解決にとって重要であり、この観点から都市ジオラマや災害ジオラマの展示やアルミニウム押出し形材(ボンネット、クラッシュボックスや電動車両用モータケースなどの自動車用部材、サッシなどの建材他)(写真2)も多数展示し、アルミニウムの優れた性能、現在の活躍とともに我々の研究の寄与についても詳しく説明します。
研究室見学ツアーもぜひご参加ください。研究活動の場を自分の目で確かめてもらえます。実際の研究設備を使ったダイナミックな企画が満載であり、金属の成型加工用大型油圧プレス機の見学、電子顕微鏡を使って原子の世界を見る体験、鉄溶鉱炉から発せられる光と熱を感じる体験(写真3)、溶けたアルミニウム合金を型に流し込む鋳造作業の実演(好きな文字を入れたオリジナル鋳造品も作れます!!)、ステンレススプーンに孔食現象で模様をつける体験(写真4)などもご体感いただけます。ぜひお楽しみください。
写真4:ステンレススプーンの孔食現象
都市デザイン学部の詳しいスケジュールや、オープンキャンパス全体のスケジュール等について、詳しくは富山大学オープンキャンパス2019をご覧ください。