土木学会にて、「信頼性設計法に基づく土木構造物の性能照査ガイドライン」に関する講習会が開催されました。
この講習会ではガイドラインの内容説明に加え、道路、港湾、鉄道の技術基準の執筆者から、各技術基準における信頼性設計法の扱いや課題等についての講演と、ガイドラインと技術基準の執筆者によるディスカッションが行われました。
道路の技術基準類(道路橋示方書・同解説)の執筆者の一人である河野准教授は、道路橋示方書における設計体系や信頼性設計法の課題について講演するとともに、ガイドラインの作成委員や他基準の執筆者とのディスカッションを行いました。
信頼性設計法は、従来経験的に定められていた部分を確率統計論に基づいて評価できる方法ですが、その導入にあたっては依然、様々な検討事項や留意点があります。
よりよい設計法の提案のために、引き続き頑張っていきたいと思います。