まず「都市デザイン学」とは、都市の構造や機能を複雑な社会システムとして捉えた上で、基軸となる地球科学、都市・交通の設計の基盤として整備される道路や施設の強靭化、さらに芸術文化的なデザイン・建築をバランス良く融合させ、人間社会と自然が共生できる「都市」を創造することを目指す学問です。本学部では学問の概念を踏まえ、さらに都市の持続的発展めざし、「デザイン思考」で考える人材を育成します。本学部における「デザイン思考」とは、理想を形にするためにクリエイティブな思考法であり、
このプロセスを繰り返しながら、多分野の人間の知識や経験を互いに融合しながら、チームで協創していくものです。
これからの現代の複雑な都市の問題に、新たな答えを見つけるためには、前向きで豊かな創造力とチャレンジ精神が必要になります。都市デザイン学部は、ひとりでも多くの人が幸せに暮らせるまちづくりを目指す「人財」と「人力」を育てていく学部です。
“デザイン思考”を徹底して学ぶことで、創造的でベストな解決策を見出す力を養います。
座学だけではなく、問題解決に重きをおいた課題解決型学修(PBL)を採用しています。これはチームで課題に向き合い解決を図ることで専門分野における基礎学力を確実に身につけることができるのが特長です。
デザイン思考の基礎を中心に、デザイン思考に必要な情報収集・分析のためのデータサイエンスも交えながら学んでいきます。
1・2年次で学んだ「デザイン思考」の基礎を活かすため、全学部生混成チームによる合同演習「全学横断PBL」、3学科の学生混成チームによる、より専門性の高い合同演習「地域デザインPBL」などを行い、専門性、創造性、協調性、プレゼンテーション能力を高めていきます。
卒業論文においても「デザイン思考」を実践します。